アートメイクの眉デザインで失敗しないための選び方や注意点をご紹介します。
アートメイクで理想の仕上がりを求めるのなら、眉デザインの種類を知って自分に合うものを選ぶ必要があります。
また施術の流れや施術後の気になる点、注意事項までまとめていますので、こちらの記事を最後までご覧いただければ、理想の眉デザインはもちろん、施術に臨む不安も解消されるはずです。
眉のデザインの決め方
眉のアートメイクをする際、デザインの決め方のステップは2つあります。
・色合いや色味の濃さを選ぶ
眉デザインの形を決める
まずは眉デザインの形を決める必要があります。
眉アートメイクの最近の主流は3D・4Dストロークという施術方法で、自眉毛とほぼ変わりない仕上がりにできるようになっています。
自然な仕上がりになるからこそ眉の形をきっちり決めて、より自分に似合う眉を見つけましょう。
眉の形の種類や選び方については詳しく後述していきます。
好みの色合いや色味の濃さを選ぶ
形が決まったら、眉の色を決めるのも大切なステップです。
似合わない色を選んで眉だけ浮いてしまわないよう、髪の毛の色と合わせて選ぶようにしてみるのがおすすめです。
続いて自分に合う眉デザインを見つけられるよう、さらに詳しくご紹介していきます。
眉デザインの形の種類や選び方は?
眉のデザインの形には種類が多数存在し、選び方には5つのポイントがあります。
・時代遅れの眉にならないようにする
・トレンドや流行に流されないようにする
・ベーシックなデザインを意識する
・何パターンか候補を考えておく
不自然な眉の形はNG
眉の形には黄金比というものがあります。
眉の黄金比を守っておけば、まず不自然な眉になってしまうなんて心配はありません。
眉の黄金比
眉の黄金比の基本
眉頭:小鼻の延長線上、目頭の少し内側
眉尻:小鼻と目尻を一直線に繋いだ線上
眉山:黒目の外側、眉頭から眉尻の2/3
上記が黄金比の基本となっていますので、まずはポイントとなる位置に目印をつけて形を整えてみましょう。
また眉頭と眉尻は平行線上になるように、調整するのも大切です。
そして眉頭・眉山・眉尻・太さなど、全てにおいて左右対称に仕上げるのも美しい眉に仕上げる条件となります。
時代遅れ眉にならないように注意
眉デザインの形は、時代遅れとならないよう注意しましょう。
例えばバブル時代に流行った長めの太眉や、1990年代にコギャルに流行った極細眉はNGです。
トレンドに惑わされず数年先を見越す
時代遅れだけでなく現在のトレンドや流行に流されるのも良くありません。
アートメイクは2、3年持つものなので、今はトレンドでも、数年先を見越すと時代遅れの眉になっている可能性も大です。
ベーシックなデザインを意識
眉デザインを選ぶなら、ベーシックなデザインが無難です。
自分の骨格や元の眉、そして黄金比を意識して基本的な眉の形から選ぶようにすると良いでしょう。
基本の形:アーチ眉
眉山を強調せず曲線で整えられた眉で、女性らしい印象。
基本の形:平行眉
角度をつけず太さも均一に整えられた眉で、優しい印象。
基本の形:直線眉
眉頭から眉尻までを直線に整えられた眉で、スッキリと知的な印象。
何パターンか考えてオーダーメイド
眉デザインは1つに絞らず、何パターンか用意しておくのもおすすめです。
何パターンか用意して友達に相談してみたり、カウンセリング時にプロのスタッフに選んでもらうようにすると良いでしょう。
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眉以外にもアートメイクを行える部位がありますので、続いて眉以外のアートメイクのデザインについてもご紹介しておきます。
眉以外の部位のデザインもご紹介
アートメイクは、眉以外に以下のような部位にも施術が可能です。
・リップ(唇)
・ヘア(生え際)
アイラインのアートメイクデザイン
アイラインのアートメイクのデザインで悩むのは、太さと目尻ではないでしょうか。
アイラインのデザインは太すぎず自然な仕上がりで、トレンドや老化に左右されないよう、目尻のハネは長く入れすぎないようにするのがおすすめです。
リップのアートメイクデザイン
リップ(唇)のアートメイクは施術すると、素顔でも口紅を塗っているかのように見せられ、フルリップとリップラインのみの施術が可能です。
リップのデザインで大切なのは、色味を選ぶ際に不自然な色を選ばないようにして、肌なじみの良い色を選ぶようにするのがおすすめです。
ヘアのアートメイクデザイン
ヘアのアートメイクはヘアライン(生え際)に行い、薄毛対策や小顔効果が期待できます。
ヘアラインのアートメイクでは欲張って幅が広すぎるデザインや濃いデザインを避け、1本1本の毛並みを自然に仕上げてもらうのがおすすめです。
続いてアートメイクのデザインで失敗しないために、チェックしておくべき事項をお知らせします。
デザインで失敗しないためのチェック事項
アートメイクのデザインで失敗しないためには、3つのチェック事項があります。
・クリニックの症例写真を見せてもらう
・メリットとデメリットを知っておく
アートメイクをした人の口コミを見る
アートメイクを実際にした方の口コミはとても参考になりますので、特に写真付きで口コミを知れるインスタグラムをチェックするのがおすすめです。
眉のデザインに関するインスタグラムの投稿をご紹介します。
クリニックの症例写真を見せてもらう
クリニックでは、今までの症例写真を用意している場合もあります。
デザインのイメージを膨らませるためにも、症例写真をいろいろと見せてもらうのもおすすめです。
メリットとデメリットを知っておく
アートメイクには眉デザインに関わるメリットとデメリットが存在します。
・素顔でも眉毛がしっかり残る
アートメイクをすれば、毎日眉メイクで悩む必要もなく同じデザインで過ごせますし、素顔でも眉が残ります。
スッピンで過ごす場合も考えてデザインすると、より満足する仕上がりとなるでしょう。
・アートメイクは数年先まで消えない
アートメイクのデメリットとしては、複数回施術をして色を定着する必要があったり、数年先まで消せないというデメリットがあります。
ただし複数回施術をするので、1回目にデザインが気に入らない場合、2回目で少し長さを変えたり太さを足したりできますよ。
昔と今ではアートメイクに差がある?
アートメイクは昔よりも進化し、今と昔では異なる点があります。
時代 | 仕上がり | 針を刺す位置 | 持ち | 資格 |
今 | 自然 | 表皮まで | 約2~3年 | 医師免許が必要 |
昔 | べた塗り | 真皮まで | 半永久 | 無 |
手彫りと機械彫りでべた塗り仕上がりが自然に
昔アートメイクは、仕上がりがベタ塗りの眉のようになっていました。
しかし技術が進歩し、現在では1本1本の毛流れを表現できる手彫りとパウダー風に仕上がる機械彫りがミックスされた施術方法もあり、その仕上がりは自眉毛と変わりないほど自然となっています。
針の深さが表皮までか真皮までかの違い
昔のアートメイクはタトゥー(刺青)と同様、針を皮膚の「真皮」という肌のハリや弾力を司る部分まで刺し色を入れていました。
しかし現在は、「表皮」という皮膚の一番外側の浅い部分にのみ、針を刺し色を入れるという違いがあります。
持続する持ちの違い長期or中期
前述した針を刺す位置の違いにより、昔は皮膚の深くまで色を入れるため長期的に色持ちが持続しました。
しかし現在は浅い部分に色を入れるため、色の持ちは2~3年程度と中期的な持ちとなっています。
医療行為となりクリニックで安全安心に
アートメイクは昔は医療行為ではなく資格がなくても施術が可能で、その分トラブルもよく起こっていました。
しかし現在では「医師免許」が必要であり、医師本人もしくは医師の指示の下、看護師が施術をする場合のみ認められています。
医療行為であり安心安全に施術を受けられるとはいっても、どのような流れで行うのか気になりませんか?施術の流れについて続いてご紹介していきます。
アートメイクの施術の流れ・手順
実際にアートメイクの施術を受ける際の施術の流れと手順をお伝えしていきます。
①医師の診察&カウンセリング
↓
②デザインや色を共有
↓
③麻酔
↓
④施術
施術の流れの中で眉のデザインを相談するタイミングもしっかり用意されていますので、チェックしてみてください。
医師の診察&カウンセリング
カウンセリングでは医師の診察が行われます。
気になる点や不安な点は何でも相談しておきましょう。
デザインや色を共有
カウンセリングが終わるとデザインと色の共有を行います。
この時に予め決めておいたデザインなどを伝えて、施術スタッフとも相談しながら眉デザインを決めていきましょう。
麻酔をして痛みを軽減
麻酔の塗布はクリームタイプを使用する場合がほとんどです。
施術箇所に塗って、麻酔が効くまで放置します。
実際に施術(施術時間は30分~1時間)
麻酔ができたらいよいよ施術が始まります。
施術時間は施術方法やデザインによっても異なりますが約30分~1時間程度と考えておくと良いでしょう。
続いて眉のアートメイクにかかる費用も気になるところなので、お知らせしていきます。
アートメイクにかかる料金はどのくらい?
クリニックで眉のアートメイクにかかる料金相場は以下の表の通りです。
施術箇所 | 回数 | 料金 |
眉 | 2回 | 約10万~12万円 |
クリニックや担当してもらう施術者、選択する施術方法によって料金に差がありますので、カウンセリング時などにきちんと確認をしてみてください。
アフターケアや施術後の注意点
施術終了後にはアフターケアが必要だったり、注意点があったりします。
よくある質問にも回答しながら説明していきます。
肌トラブル防止に保湿は念入りに行おう
クリニックでは、施術後にクリームや軟膏を渡される場合があります。
医師の指示に従い、クリームや軟膏で保湿をするように心がけましょう。
かさぶたは無理に剥がしちゃダメ
施術後数日経つとかさぶたができてきます。
施術箇所には触れないようにし、自然にかさぶたが剥がれるのを待ちましょう。
当日は洗顔をしても大丈夫?
施術部分は濡らさないようにした方が良いので、施術部分への洗顔は控えておきましょう。
施術部位以外の洗顔も刺激の少ない負担の少ないタイプで行い、ゴシゴシこすらないよう優しく洗ってください。
当日化粧・メイクをしても良いの?
施術後施術部位へメイクをするはやめておきましょう。
ダウンタイムが過ぎ自然とかさぶたが剥がれ傷口が塞がっていれば、メイクをしてもOKとなります。
お風呂に入浴してもOK?
施術後はシャワー程度であれば問題ありません。
ただし施術部位を濡らさないように気をつけて、湯船に浸かるなどはやめておきましょう。
運動や飲酒なども控えた方が良い?
運動や飲酒もダウンタイムが終了するまでは、控えておくようにしましょう。
汗をかいたり血流を上げると、新陳代謝が高まり色素が抜けやすくなってしまいます。
アフターケアや注意点については、各クリニックできちんと説明してくれますので、指示された内容をきちんと守るようにしてください。
>>アートメイクの施術後についてもっと詳しく知りたい方はコチラ
アフターケアをきちんと行えば、続いて紹介するメンテナンスの負担も少なくなりますよ。
アートメイクにはメンテナンスが必要
アートメイクは、施術後定期的にメンテナンスが必要です。
どれくらいでメンテナンスを行う必要があるのかや、メンテナンスが必要な理由を詳しく紹介していきます。
アートメイクはどのくらい持つ?
アートメイクの持ちは約2~3年となっています。
個人差がありますので色が薄くなってきたなと感じたら、クリニックにメンテナンスの相談をしてみましょう。
刺青(タトゥー)ではないのでリタッチが必要
刺青(タトゥー)の場合は、皮膚の深い位置まで色を入れるため、半永久的に色が持ちリタッチする必要はありません。
しかしアートメイクは、皮膚の浅い位置に色を入れるため、新陳代謝によって色素が排出されていってしまうので、メンテナンスでリタッチする必要があるのです。
メンテナンスが面倒くさいと感じるかもしれませんが、メンテナンスごとにデザインを修正したりできるので、リタッチごとに理想の眉に近づけていけるメリットもありますよ。
失敗した場合消す方法は?
万が一デザインで失敗して消したいと思った時には、以下のような消す方法もあります。
・除去クリーム
・切除手術
レーザー治療で消す方法
レーザー治療では施術箇所にレーザーを当て、色素を破壊していきます。
レーザーでは取れない場合もあり、跡が残ってしまう場合もあります。
除去クリームを使用する方法
除去クリームを使用する方法は、クリームを塗って肌の新陳代謝を高め、色素を排出させ、新しい皮膚を作っていきます。
色素がなくなるまでには根気よく毎日使用する必要があり、消えるまでには約1年ほどかかる場合があります。
切除する方法
切除する方法は、消したい部分を切り取り縫合していきます。
傷跡が残ったり広い範囲には行えなかったりする場合があります。
アートメイクを消すには、どの方法も簡単にできるものではなく痛みを伴う場合もありますので、デザインで失敗しないよう慎重に施術を受けるようにしましょう。
アートメイク眉デザインまとめ
アートメイクの眉デザインには選び方や注意点があり、また種類も豊富なので眉の形で迷う方も多いでしょう。
アートメイクをする際にデザインで失敗してしまっては元も子もありません。
当記事を参考に今一度デザインについて、考えてみてください。
どうしてもデザインが決められない場合や迷ってしまう場合には、クリニックにお任せするのも一つの手です。
自分に似合う眉デザインを見つけて、お顔をより美しく魅せてくれるような理想の眉を手に入れてみてください。