アートメイクをすると、温泉やプールなど、刺青(タトゥー)をしている人の入場を制限しているところに行けるのか気になりますよね。公序良俗的な側面からの入場可否のみならず、健康面・衛生面での入浴の可否も心配な方も多いはずです。
こちらでは、アートメイクと温泉・プールというテーマについて、アートメイクは温泉やプールに入浴可能なのか、健康面・衛生面で問題はないかなど注意点も含め解説していきます。
さらにアートメイクと刺青(タトゥー)の違いにも触れ、わかりやすくお伝えしていきますので是非最後までご覧ください。
アートメイクは温泉やプール・レジャー施設利用OK
アートメイクをしていても、温泉やプール、レジャー施設の利用は可能な場合が多くあります。
ただしアートメイクと明らかにわかる場合や、アートメイクが刺青(タトゥー)と同様にみなされた際には利用を断られる場合があります。
Q.刺青やタトゥーが入っているのですが、湯あみの島やジャンボ海水プールに入場できますか?
A.~※刺青(入れ墨)、文身、剳青、黥、彫り物、アートメイク・タトゥー等含む、洋彫り・和彫り問わず、ご入場をお断りしております。~
引用:https://www.nagashima-onsen.co.jp/resort/guide/info_qa.html
上記のように表記されている施設もあり100%利用できるとは言い切れませんので、利用可能な場合が多いと認識しておきましょう。
アートメイクがOKで、刺青(タトゥー)がNGになる理由は、記事の後半で詳しく解説していきます。
衛生面や健康面で問題はある?
アートメイクは針を刺して傷をつけて色素を入れるので、施術後すぐは傷がある状態です。
アートメイクの傷が治っていない状態で不特定多数の人が利用する温泉などを利用するのは、傷口から雑菌が入ってしまうという衛生面での不安や感染症など健康面でも心配があります。
アートメイク後かさぶたが取れて傷がキレイに治ってから温泉などは利用するようにすると良いでしょう。
アートメイクをして温泉などを利用する際の注意点
アートメイクをして温泉などを楽しむためには前述した通り施術後すぐは傷がある状態のため、衛生面や健康面での心配はもちろん、行ってはいけない行為もあります。
アートメイク後のNG行為をチェック
アートメイクの施術後のNG行為をお知らせします。
・発汗を伴う行為や海水浴・日焼けNG
・アートメイク施術後の洗顔・スキンケアNG
それぞれのNG行為を詳しく解説していきますので、チェックしてみてください。
アートメイク施術後の入浴はNG
アートメイクの施術後の入浴はもちろん、施術箇所を濡らしてしまうと色素の定着が悪くなったり、傷口の治りが遅くなったりしてしまいます。
施術後傷口が治るまでは、施術箇所を濡らさないようシャワー程度で済ませるようにすると良いでしょう。
発汗を伴う行為や海水浴・日焼けNG
アートメイクの施術後はサウナや岩盤浴など発汗を伴うような行為はNGで、血流が高まると色素が抜けやすくなってしまいます。
また日焼けもNGとなっており、アートメイクの施術箇所に紫外線が当たるとアレルギーを発症してしまうリスクがありますので、注意してください。
アートメイク施術後の洗顔・スキンケアNG
アートメイクの施術後かさぶたが自然に取れるまでは、施術箇所への洗顔やクレンジングは行わないようにしましょう。
またスキンケアも同様で施術箇所に刺激を与えるような行為は避け、クリニックから渡されたワセリンや軟膏などを使用するようにしてください。
注意事項もわかったところで、続いてアートメイクと刺青(タトゥー)の違いについてもご紹介していきます。アートメイクと刺青(タトゥー)の違いを知ると、アートメイクをしていても温泉などに入れる理由をより深く理解でき安心して利用できるでしょう。
刺青(タトゥー)が入っているとどうして温泉に入れないの?
そもそもなぜ刺青(タトゥー)が入っていると温泉などを利用できないかというと、刺青(タトゥー)=反社会的勢力のイメージが強く根付いているためです。
刺青(タトゥー)を見て反社会的勢力だと認識してしまう一般人も多く、恐怖心を抱き懸念されてしまいます。
温泉など施設側としては一般客に多く利用してもらいたいため、客足が遠のいてしまう原因となる恐れがある刺青(タトゥー)を禁止しているのです。
ではなぜ刺青(タトゥー)は禁止されているところでも、アートメイクはOKな場合があるのか続いて詳しく解説します。
刺青(タトゥー)はNGなのにアートメイクはなぜ大丈夫なの?
刺青(タトゥー)とアートメイクは針を刺し色を入れる点は同じでも、少し違いがあります。
・色を入れる深さが違ってアートメイクは消える
・アートメイクはクリニックで行う医療行為
上記の3つのポイントが関係してきますので、それぞれ詳しく紹介していきます。
アートメイクは美容目的で施術を行う
刺青(タトゥー)はファッション目的で腕や足などボディにデザインを入れる場合が多く、刺青(タトゥー)を入れていると明らかにわかります。
一方でアートメイクは容姿をより美しく見せるため美容目的で施される場合が多く、色を入れる箇所もすでにあるパーツにプラスするような方法なので、パッと見ても自然な仕上がりでアートメイクをしているかどうか安易にわからないため、温泉などでもOKとなる場合が多いのです。
色を入れる深さが違ってアートメイクは消える
刺青(タトゥー)は、色を入れる位置が深く半永久的に色持ちするのに対し、アートメイクの色を入れる位置は浅く数年で消えていくという違いがあります。
アートメイクは一生残るものではないので、刺青(タトゥー)よりも気軽に行え認識やイメージが異なります。またアートメイク=反社会的勢力というイメージがなく一般の方も懸念しないため利用できる場合が多くなります。
アートメイクはクリニックで行う医療行為
アートメイクは医師、もしくは医師に指示された看護師が行う場合のみ許可された医療行為に当たります。
アートメイクは医師法できちんと定められており、定めがあいまいな刺青(タトゥー)とは異なります。よって医療行為のアートメイクはOKとみなされる場合が多いのです。
>>アートメイクとタトゥー(刺青)の違いについてさらに詳しくはコチラ
刺青(タトゥー)とアートメイクには違いがあり、アートメイクなら温泉なども利用できる場合が多いとお判りになりましたでしょうか。
続いて温泉などを利用するに当たり、アートメイクをしておくメリットもお伝えしていきます。
アートメイクをしておけば温泉やプールも楽しめる
アートメイクをしておけば、温泉やプールなどのレジャー施設をより楽しめるようになります。
・スッピンに自信を持てる
・メイク直しの時間も短縮できる
上記がアートメイクをしておくメリットとなりますので、それぞれ詳しくご紹介していきます。
水や汗で落ちないので安心
アートメイクは水に濡れたり汗をかいたりしても、滲んで落ちてしまう心配がありません。
メイクを気にして顔だけ濡らさないようにしていると思う存分楽しめませんが、アートメイクをしておけば顔を濡らしてもメイクが落ちる心配がないので、安心して楽しめるようになるでしょう。
スッピンに自信を持てる
アートメイクをするとメイクを落とした後も眉やアイラインなど普段メイクした状態と変わらないので、スッピンに自信を持てるようになります。
スッピンに自信が持てずに懸念していた温泉やプールにも気兼ねなく行けるようになります。
メイク直しの時間も短縮できる
アートメイクをした箇所のメイクはしなくても良くなるので、メイク時間を短縮できます。
メイク時間が短いと、温泉やプールを楽しんだ後のメイク直しで人を待たせてしまう心配もありません。
アートメイクをしていて温泉に入れるのかまとめ
アートメイクをしていても温泉などの施設を利用できる場合が多いです。
ただし、アートメイクを刺青(タトゥー)と同様に扱う施設もありますので、その場合は利用を断られる場合もあるでしょう。
また施術後傷口が治っていない状態での利用は、衛生面や健康面でリスクや、アートメイクの色素の定着がわるくなってしまう場合もあるのでやめておくようにしてください。
注意点などをきちんと守った上でアートメイクを行い、温泉などをより楽しんでみてくださいね。