アートメイクの施術を妊娠中に行うのは可能ですが、妊娠期によっては避けた方が良い時期もあります。
またクリニックによっては、時期に関係なく施術を断っているケースも少なくありません。
当記事では、なぜ施術できるクリニックとできないクリニックがあるのか、そして胎児への影響があるのかどうか気になるポイントを詳しくご紹介していきます。
出産後や授乳中のアートメイクについても触れていきますので、是非最後までチェックしてみてくださいね。
妊娠中にアートメイクの施術は可能?
アートメイクの施術が妊娠中でも可能かどうかについては、チェックしておくべきポイントが3つあります。
・安定期に入れば施術できるクリニックもある
・かかりつけの産婦人科医師の承諾が必要な場合もある
上記のように施術を行う時期や産婦人科医の承諾など、アートメイクの施術を妊娠中にする際には条件があるので、それぞれ詳しくご紹介していきます。
妊娠初期は施術できない場合が多い
妊娠初期にはアートメイクの施術を行えない場合が多くなります。
妊娠初期はつわりなどもあり体調が不安定になりやすく、また流産しやすい時期でもあります。
赤ちゃんを元気に育てるためにも妊娠初期は安静にしておく必要があるので、アートメイクも控えておくようにしましょう。
安定期に入れば施術できるクリニックもある
安定期に入れば体調も落ち着いてきますし、アートメイクが可能なクリニックもあります。
ただし安定期でも施術を行えないというクリニックもあるので、妊娠中の施術が可能かどうかは各クリニックで確認が必要となります。
また安定期に入ったとしても体調がすぐれない場合などは、アートメイクの施術は行わないようにしておきましょう。
かかりつけの産婦人科医師の承諾をもらう必要も
安定期でアートメイクの施術が可能なクリニックでも、かかりつけの産婦人科医師の承諾をもらってきてください、と言われる場合があります。
アートメイクの施術に行く前に、予めかかりつけの産婦人科医師に確認をしておくと安心でしょう。
かかりつけの産婦人科医師にアートメイクの施術をやめた方が良いと言われた場合には、その指示にきちんと従ってくださいね。
続いて妊娠中に一番気になる胎児への影響についても解説していきます。
アートメイクを妊娠中に行って胎児に影響はないの?
妊娠中は何をするにも胎児への影響がないのかどうかが気になりますが、アートメイクの施術自体が胎児に影響を与える心配はありません。
ただし胎児に影響がないとはいえ、妊娠中は細心の注意を図る必要があります。
アートメイクを行う店舗には無資格のサロンもありますので、医療機関であるクリニックを選び安心安全な施術を受けるようにしましょう。
アートメイクを妊娠中に避けるべき理由
アートメイクの施術を妊娠中に避けるべき理由を3つ紹介していきます。
・仰向けでの施術は負担に感じる場合があるため
・麻酔の使用ができない場合や痛みに敏感な場合があるため
上記がアートメイクを妊娠中に行えないクリニックがある理由にもなっていますので、それぞれ注意点を含め詳しく解説していきます。
ホルモンバランスの影響で体質変化や敏感肌に
妊娠中はホルモンバランスが変化するため、体質や肌質の変化があります。
ホルモンバランスの変化により、肌が強かったという方でも妊娠すると肌荒れしやすく敏感肌になってしまう場合も少なくありません。
アートメイクは針で傷をつけ色を入れていくものであり、いつもと肌の調子が違うな、と感じている場合には肌トラブルになりやすいので、アートメイクの施術を行うのはやめておきましょう。
仰向けでの施術は負担に感じるかも
アートメイクの施術は仰向けで行い、施術時間も部位によりますが1~2時間程同じ態勢を保たなければなりません。
仰向けが苦しいと感じたり、動けない状態をストレスに感じてしまう可能性もあります。
仰向けを負担に感じるかどうかはお腹の大きさや個人差もありますので、医師とよく相談してみるようにしてください。
麻酔の使用ができない場合や痛みに敏感な場合も
妊娠中の麻酔には注意が必要であり、種類によっては使用できないものがあります。
アートメイクを妊娠中に行う場合には、体に影響のない塗布麻酔で対応してくれます。
ただし妊娠中は刺激にも過敏になっているため、アートメイクの痛みを強く感じてしまう場合もあるのを覚えておきましょう。
またクリニックとしては母体や胎児に影響がないとはいえ、あらゆるリスクは避けたいものであり、責任を負いかねるため断っているという場合も多くなっています。
授乳中はアートメイクをしても大丈夫?
アートメイクを授乳中にする場合は麻酔を使用するので、施術後2日間(48時間)は、授乳が行えなくなります。
妊娠中同様、授乳中の施術も行えないクリニックがありますので、授乳中の施術が可能かどうかはクリニックに確認をしましょう。
また出産後もホルモンバランスが変化したままの状態のため、肌が敏感になっている可能性もあります。
肌状態なども医師に確認をしてもらってから施術を行うようにしてください。
アートメイクを妊娠中にしておくメリットはある?
アートメイクを妊娠中に行いたいと思う方は多くいますが、どんなメリットがあるのかお伝えしていきます。
出産の際やその後の育児期にも嬉しいポイントがあり、メリットは2つ。
・メイクの手間がかからない
上記のメリットをそれぞれシチュエーションも交え、詳しくご紹介していきます。
スッピンでも恥ずかしくない
出産の際には病院内ですし、出産後の疲れもありメイクなんてしている場合ではありません。
例えば出産後、お祝いを持ってきてくれる見舞客が多数訪れたり、また記念に写真を撮ったりもしますが、スッピンでは恥ずかしいと思ってしまいますよね。
しかしアートメイクをしておけば、スッピンでも眉はあるし、目元をパッチリ見せられるので安心です。
メイクの手間がかからない
出産の際もメイクをしている場合ではありませんが、出産後自宅に帰ってからも育児に追われてなかなかメイクをする時間が取れない場合があります。
例えばメイクをして出かけようと思っても、メイク中に赤ちゃんが泣きだしてしまったりして、お世話をしている間に家を出ないと行けない時間になってた、なんて時もあるでしょう。
そんな時でもアートメイクをしておけばメイクの時間もあまりかかりませんし、スッピンでのお出かけにも抵抗がなくなるのでおすすめです。
妊娠中のアートメイクについてまとめ
アートメイクの施術は妊娠中でも可能ですし、胎児への影響も心配ありません。
アートメイクはメイクの手間も省け、スッピンにも自信が持てるので、妊娠中や育児中にはとてもおすすめです。
ただし施術を行う場合には体調や肌状態をしっかりと見極め、必ずかかりつけの産婦人科医師にも相談するようにするのが大切です。
またアートメイクを行うクリニックによっては、妊娠中のアートメイクは一切行っていないという場合もありますので、各クリニックに確認してみてくださいね。