アートメイクをしていても生命保険に加入できるのかを解説します。
タトゥーや刺青が入っていると保険加入ができないと言われる場合もあるので、不安に思い確かめておきたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
当記事ではアートメイクと保険に関して気になる点をまとめて紹介していきます。
生命保険への加入についてはもちろん、医療保険や健康保険の適用の有無についてもお伝えしていきますので、気になる点を確認してみてください。
アートメイクをしていても生命保険に加入できる?
アートメイクをしていると、生命保険への加入を断られるケースがあります。
アートメイクをしていて生命保険に加入できるかできないかは、保険会社によるというのが現状です。
アートメイクをしていると料金が変わる?
生命保険に加入できたとしても、料金が変わる可能性があります。
保険料が割り増しになったり、保険額に変更があったりするかもしれません。
アートメイクがタトゥー(刺青)と同じと扱われた場合にはなりますので、なぜタトゥー(刺青)が入っていると生命保険の加入に支障があるのか、続いて詳しくご紹介していきます。
アートメイクは生命保険の加入に関係がある?
タトゥー(刺青)を入れている場合には、生命保険の加入を断られる場合が多くなっています。
タトゥー(刺青)が入っている場合に、生命保険に加入できない理由を詳しくご紹介していきます。
タトゥー(刺青)で生命保険に加入できない理由は?
タトゥー(刺青)を入れていて生命保険の加入を断られる理由は2つあります。
・反社会的勢力との繋がりを疑われるため
病気のリスクがある
タトゥー(刺青)は広い範囲や大きなデザインで入れた場合、肝炎になる確率が高いと言われています。
C型肝炎ウイルスは血液などの体液から感染してしまうもので、タトゥーを入れる際に使用する針の消毒が不十分であったり、使いまわしだったりする場合に感染の危険があるのです。
また感染症にかかる恐れも高くなるため健康面で不安があるという判断になってしまい、病気により支払いが生じる生命保険には加入できない場合があります。
反社会的勢力とのつながりを疑われる
タトゥー(刺青)は最近でこそファッション目的として認識されてきましたが、過去を振り返ってみるとタトゥー(刺青)=反社会的勢力の人というイメージは強く根付いています。
全く関係ないといっても何か繋がりがあるのではと疑われてしまう場合があります。
反社会的勢力と繋がりがある場合には生命保険への加入はできないため、ファッション目的だとしても同様に扱われてしまいます。
またアートメイクに関しても保険会社によっては明確な定めがないため、タトゥー(刺青)と同じ扱いになってしまう場合があるのです。
実際にタトゥー(刺青)とアートメイクが同じものであるのか、詳しく解説していきます。
タトゥーとアートメイクの違いはある?
タトゥー(刺青)とアートメイクは、針を刺し色素を入れるという点は全く同じです。
ただし針を刺す位置が違いタトゥーは皮膚の深い部分の真皮に、アートメイクは皮膚の浅い部分である表皮に色を入れるという違いがあります。
またタトゥー(刺青)は半永久的に色持ちするのに対し、アートメイクは数年で色が落ちていきますので、色持ちの違いがあるのも特徴です。
アートメイクを入れる目的もメイクアップの補助的なものであり、美容目的で施術を行うのは元々ある顔のパーツなどに限られているのも違いの一つです。
>>アートメイクとタトゥー(刺青)の違いについて詳しくはコチラ
タトゥー(刺青)とアートメイクでは色を入れる位置や色持ちに違いがありますが、現状は同じものと扱われる保険会社があるのを覚えておきましょう。
続いてアートメイクをしていて生命保険に加入する際の注意点をお伝えしていきますので、正しい手続きで加入を進めるようにしましょう。
アートメイクをしている場合の保険加入の注意点
アートメイクをして生命保険に加入する際には、こちらで紹介する注意点4つを確認し正しく加入手続きを進めてみてください。
・条件付きや面談が必要な場合もあり
・後からバレると契約解除の可能性あり
・加入後に施術を受けた場合にも注意
隠すのはNG必ず事前に申告しておこう
アートメイクを隠して生命保険に加入するのはやめましょう。
まずは保険会社や担当者にアートメイクをしていても加入できるか確認するようにしてください。
きちんと確認しアートメイクを申告した上で、加入手続きを進めていきましょう。
条件付きの場合や面談が必要な場合もあり
アートメイクを申告すると保険の契約に条件が付いたり、面談が別途必要になったりする場合もあります。
条件付きとは前述した料金や保険金についてや、一部保証されない病気が指定される可能性もあるでしょう。
また面談が別途必要な場合にはアートメイクに関しての説明を要する場合や反社会的勢力と関係がないのかなどの確認が必要です。
後からバレると契約解除の可能性も
アートメイクを隠して生命保険に加入した場合、後からバレると契約が解除となる可能性があります。
保険会社を騙すという行為になり、さらにその後の保険加入にも支障が出る可能性もあります。
バレなきゃ良いと思わず、きちんと契約前に話をするようにしてください。
加入後にアートメイクをした時の注意点
今現在、生命保険に加入していてアートメイクをする際には、保険の担当者に問い合わせてみるのがおすすめです。
現在入っている保険の継続には問題ない場合が多いですが、確認をとっておいた方が安心でしょう。
また保険を乗り換える場合や新しく加入する場合には、前述した通り事前の申告が必ず必要となります。
ここまで生命保険について解説してきましたが、続いて医療保険や健康保険についても紹介していきます。
アートメイクをする場合に医療保険は使えるの?
アートメイクの施術に医療保険を使用できるかどうかは目的により変わります。
美容目的の場合は医療保険は使えない
医療保険とは医療費に当たる入院費や手術費を給付してくれるものです。
病気や治療が目的ではなく、美容が目的となるアートメイクでの使用ができません。
キレイになりたい、魅力を高めたいという理由でアートメイクを行う場合は、自費で支払いましょう。
パラメディカル(医療補助)タトゥーは一部適用に
パラメディカルタトゥーとは医療補助的な目的で行うものです。
乳がんの手術後の乳輪や乳頭の再建や、白斑症、無毛症などのカモフラージュに用いられます。
一部は医療保険の対象となる場合もありますので、美容目的以外でアートメイクを行う場合にはクリニックや保険会社にまずは相談をしてみてください。
アートメイクに健康保険は適用される?
健康保険はクリニックで診察の際に提示して、自己負担額を軽減できるものです。
アートメイクの施術はクリニックで行いますし、健康保険が適用されるならラッキーと思いますよね。
そこでアートメイクの際にも健康保険が適用されるのか詳しく紹介していきます。
アートメイクは自由診療・自費診療
アートメイクは自由診療で行われているので、健康保険は適用されません。
全額自己負担となりますので、料金表にある全額の支払いが必要となります。
上記でご紹介したパラメディカルタトゥーの場合は健康保険も使える場合がありますので、窓口で聞いてみるようにしましょう。
保険証は持って行かなくて良いの?
健康保険は使用できませんが、窓口にて提示を求められる場合があります。
未成年ではないかなどの確認のために、身分証明書が必要となるためです。
運転免許証の提示でもOKの場合もありますが、念のため保険証は持っておくと良いでしょう。
健康保険自体への加入には問題なし
アートメイクは健康保険への加入には、問題なく加入できます。
健康保険は公的なものとなりますので、事前にアートメイクをしていると申告をする必要もありません。
加入の際に保険額が変わったり条件があったりもしないので、安心して利用してください。
アートメイクをしたら保険に入れるかまとめ
アートメイクをした場合は生命保険加入時に申告が必要です。
アートメイクをする方はどんどん増えているため、今後タトゥー(刺青)と区別されて生命保険加入も問題なく行えるようになる可能性もあります。
現在は生命保険に加入できるかどうかは保険会社によって異なるため、まずはアートメイクをしていても問題なく加入できるのか相談をしてみると良いでしょう。
また医療保険や健康保険は目的によっては使用できる場合がありますので、医療補助的な目的でアートメイクを考えている場合にはクリニックや保険会社に確認してみてくださいね。